当店にネギを持ち込む契約農家は約20軒。下仁田の馬山地区、西野牧地区、小坂地区、そして弊社がある東野牧地区にと点在しております。
その一部ではありますが、生産農家の皆様にいろいろとお聞きしてきました。
皆さん一家言あり、頑固なまでのこだわりを持って下仁田ネギを栽培しておられるようです。
小金沢信夫農園 小金沢則之さん(下仁田町馬山地区)にお聞きしました。
種蒔きから収穫までに注意する点は?
何の作物を栽培する分でも、一番大事なことは、畑に草を作らないと言うことです。 雑草が一番の大敵です。 それと下仁田ネギも子供と同じで、毎日、大事に見廻ることです。うっかりしていると、どこぞやの子供さんではあいませんが、非行に走るという心配があります。 なるべく毎日でも畑に出かけてネギの状態を見て廻ることです。そうすれば、病気などにすぐに対処できます。
下仁田ネギは、子供と同じ大事な大事な宝です。
植え替えをする理由は?
それは、夏 植え替えをしないと、味と柔らかさが違うからです。
実は・・ 春の葱の根は、夏になると駄目になります。 秋用の根は、夏に新たに生えるのです。 例えて言うと、幼児が保育園・幼稚園の時に歯が抜けるのと同じ原理です。 乳歯が抜けて永久歯が生えるのと同じ事。それをスムーズに推し進めるのが、夏の植え替えなのです。
新しい品種の下仁田ネギについてどう感じますか?
新しい品種? とは、〇〇産の下仁田ネギでしょうか? あれは、問題外です。コメントなし! ですね。
特にこだわりの部分は?(自信を持ってPRしたいところ)
唯一 本物を作っている小金沢信夫農園です。 当農園では、純粋種しか栽培しておりません。 皆様〜 贋物に騙されない様にしましょう。 一度お求めのお客様は、殆んど「リピイター」になってくれます。 誠にありがたいことです。 皆様に喜んで頂きたく日夜、ネギ作り、切磋琢磨 精進しております。
栽培に関する裏話などありますか?(経験談・失敗談・成功談など)
経験談・成功談は、マル秘 企業秘密です。これを明記すれば、皆、ネギ作りの先生になってしまいます。 昔より、ライバルは少ないのに限ると申しますから・・・・ お教えできません。 失敗談は、長い経験と代々の教えで、残念ですが、当農園では、久しくございません。 最後に一言 自信過剰家かもしれませんが、やはり自身が作る物 また、売る物に、誇りと自信を持てないようでは、百姓(ネギ屋)を辞めた方がよろしいでしょう。
飯野茂雄さん(下仁田町馬山地区)にお聞きしました。
種蒔きから収穫までに注意する点は?
*2〜3月頃に畑を耕す時に、肥料をたっぷり入れ植え付けの準備をする。
*植え替えの時も 窒素・リン酸・カリを配合した肥料をたっぷり入れる。
*除草剤や殺虫剤は出来るだけ使わないようにしている。
植え替えをする理由は?
*7月中旬〜8月のお盆前に植え替えをするが、この植え替えをしないとネギが美味しくならない。
*この時、育ちの悪いネギ、病気になっているようなネギを選別して植えないようにしないと 良いネギの生育に影響が出てしまう。
特にこだわりの部分は?(自信を持ってPRしたいところ)
*植え替えする畑に肥料を入れてそこに植える。
*長年の経験を活かし、肥料をまく時期、土揚げ、などその年の天候に合わせ調節しながら育てています。
*それでも気温など天候しだいで良いネギが出来たり、出来が悪かったりで難しい。
*ネギが病気になったりしないように、常に畑に出向き目を光らせています。
栽培に関する裏話などありますか?(経験談・失敗談・成功談など)
*赤さび病や黒カビ病などが出て、出荷できないような状態になってしまった事もある。
*毎年、下仁田ネギの品評会があり、そこで最優秀賞など数回取得しています。
*夫婦仲良く下仁田ネギを作る事が幸せだ〜の〜。
茂木正道さん(下仁田町馬山地区)にお聞きしました。
種蒔きから収穫までに注意する点は?
*2〜3月頃によく仕上がった飼料を畑に入れ耕すが、飼料が良く仕上がっていないと、植えたネギが腐ったり、病気になったりするので注意が必要なんですよ。
*植え替えの時も 窒素・リン酸・カリを配合した肥料をたっぷり入れる。
*除草剤や殺虫剤は出来るだけ使わないようにしている。
植え替えをする理由は?
*7月中旬〜8月のお盆前に植え替えをするが、この植え替えをしないと甘くてとろけるようなおいしいネギにならない。
*育ちの悪いネギ、病気になっているようなネギを選別して植えないようにしないと 良いネギの生育に影響が出てしまう。
特にこだわりの部分は?(自信を持ってPRしたいところ)
*肥料は値段が高いが品質の良い物を使っています。 肥料を蒔く時期、土揚げ、などその年の天候に合わせ調節しながら育てています。
*肥料の利くタイミングを12月の収穫時期に合わせ、追肥をします。
*ネギが病気になったりしないように、毎日畑を見に行って手入れをしています。
栽培に関する裏話などありますか?(経験談・失敗談・成功談など)
*植え替えをした後の9月ごろから雨の日が多くて、育ちの悪い年があったなぁ〜。
*とにかく良い肥料を使わなくては駄目だね・・。
瀬間いさみさん(下仁田町馬山地区)にお聞きしました。
種蒔きから収穫までに注意する点は?
*3月頃に畑を耕す時に、肥料をたっぷり入れ植え付けの準備をする。
*植え替えの時も肥料(ようりん・石灰を含んだもの)をたっぷりする。
*除草剤や殺虫剤は出来るだけ使わないようにしている。
植え替えをする理由は?
*7月中旬〜8月のお盆前に植え替えをするが、この植え替えをしないとネギが美味しくない。
*この時点で育ちの悪いネギを選別しておかないと、良いネギの生育に影響してしまう。
特にこだわりの部分は?(自信を持ってPRしたいところ)
*植え替えする畑に肥料を入れてそこに植える。
*嫁に来て50余年、ネギを作り続けていて、毎年変わらぬ栽培方法で育てている。
*毎年同じ作り方で作っているが、その年の天候次第で良いネギが出来たり、出来が悪かったりで難しい。
*同じ畑で作り続けると連作障害が起きてしまい、ネギが病気になったり、成長が悪かったりするので、畑を順番に変えながら使っている。
栽培に関する裏話などありますか?(経験談・失敗談・成功談など)
*赤さび病が出て、畑中のネギの葉がたちまち茶色くなってしまい、通常品として出荷出来なくなってしまった。
土屋長一郎さん(下仁田町馬山地区)にお聞きしました。
種蒔きから収穫までに注意する点は?
*2〜3月頃に畑を耕す時に、肥料をたっぷり入れ植え付けの準備をする。
*植え替えの時も 窒素・リン酸・カリを配合した肥料をたっぷり入れる。
*除草剤や殺虫剤は出来るだけ使わないようにしている。
植え替えをする理由は?
*7月中旬〜8月のお盆前に植え替えをするが、この植え替えをしないとネギが美味しくならないし、太くならない。
*この時、育ちの悪いネギ、病気になっているようなネギを選別して植えない事。
特にこだわりの部分は?(自信を持ってPRしたいところ)
*植え替えする畑に肥料を入れてそこに植える。
*長年の経験を活かし、肥料をまく時期、土揚げ、などその年の天候に合わせ調節しながら育てています。
*ネギとネギの間隔を少し広くして植えている。間隔を少し空ける事で、ネギの成長が良くなる。
*畑を順番に開けて、連作障害を起こさないようしている。
栽培に関する裏話などありますか?(経験談・失敗談・成功談など)
*赤さび病や黒カビ病などが出て、出荷できないような状態になってしまった事もある。
*毎年、下仁田ネギの品評会があり、賞を数回取得しています。
*群馬県内のデパートのお歳暮ギフト商品に出している。
瀬間隆幸さん(下仁田町馬山地区)にお聞きしました。
種蒔きから収穫までに注意する点は?
*3月頃に畑を耕す時に、肥料を植え付けの準備をする。
*植え替えの時期は梅雨が明けた頃から始めるが、雨模様の日が続いたり、かんかん照りが続くと植え替えたネギが枯れてしまうのでとても心配だ。
*除草剤や殺虫剤は出来るだけ使わないようにしている。
*赤さび病が出たら大変なので、頻繁に草むしりをして、ネギの状態を見ている。
植え替えをする理由は?
*植え替えをしないとネギの育ちが悪くて変な形のネギになる。
*食べても本来の旨みがのっていないネギになる。
特にこだわりの部分は?(自信を持ってPRしたいところ)
*3月ごろ畑に肥料を入れてよく耕しておく。
*水はけが悪い畑はネギの根が腐りやすいので、畑によって水はけが良くなるように工夫している。
*毎年同じ作り方で作っているが、その年の天候しだいでネギの出来が違うので、天候に合わせ肥料や消毒の時期を調節する事がポイント。
栽培に関する裏話などありますか?(経験談・失敗談・成功談など)
*植え替えをした後、雨模様の天候が続いて、畑がいつまでもぬかっているような状態になり 根腐されがおきてしまった事がある。